哲学者たち 006.原子にすべての起源を見た哲学者──デモクリトスとは? 「世界は、見えないほど小さな粒でできている」。 現代の科学に馴染みのあるこの考え方を、紀元前5世紀にすでに提唱していた哲学者がいました。彼の名はデモクリトス。 目に見えるあらゆるものの背後に、「原子(アトム)」という究極の構成要素が存在すると説いた彼の思想は、のちの科学・哲学に多大な影響を与えました。 今回は、原子論の祖として知られるデモクリトスの思想と人生に迫ります。 2025.07.30 哲学者たち